いよいよ新型コロナのワクチン先行接種が始まりました・・・
そして、オリンピック組織委員会の新会長も決まりました・・・
これで、コロナの先行きは明るいのか、
また、組織委員会の新会長は諸問題を解決して、オリンピック開催にこぎ着けることができるのか、
暗いトンネルの中で喘いでいた我々に先の見える一条の光となり得るのか、
関心を持って注視したい・・・
しかし、これだけ問題が山積のオリンピック組織委員会の会長職に
就任した決断はたいしたものですね・・・
でも、密室人事の印象が拭えない管理人・・・
政府が介入した出来レースの感が否めないと思うのは私だけかな・・・
ワクチン接種にしても、オリンピックにしても、今後も関心を持って注視していきたい管理人です・・・撮影地:小樽市昔は漁業で使われていたガラス製の浮き玉、暗いトンネルの先に見える一条の光みたいですね・・・ 過去の蔵出し写真です・・・
本は心と脳のビタミン剤・・・
今日ご紹介する心に残る極上の一冊は・・・閉塞した社会で明日への生きる希望を探し求める物語、
乃南アサ氏の「ニサッタ、ニサッタ」・・・
知床から東京の大学へ出てきたものの、
卒業後に仕事が長続きしない、片貝耕平・・・
彼が東京でのどん底生活に喘ぎつつも、
知床へ帰って成長していく様を描く・・・
こんな時代だからこそ、さわお婆ちゃんの人情が懐かしく、温かさが心に沁みます・・・
最後は涙腺崩壊間違いありませんよ・・・
実は、ニサッタ、ニサッタは以前紹介した「地のはてから」の続編・・・
片貝耕平は「地のはてから」の主人公「さわ」さんの孫です・・・
明治時代、帯広開拓に人生を懸ける若者たちの物語で、
開拓した最初の5年間を描いている「チーム・オベリベリ」・・・
大正時代、夜逃げをして福島から北海道に渡り、
斜里町に開拓移民として入植した苦労を描いている「地のはてから」・・・
そして、今回紹介した昭和・平成時代の、
人生を彷徨う様を描いた「ニサッタ、ニサッタ」・・・
「ニサッタ」とはアイヌ語で「明日」という意味との事、
ニサッタ、ニサッタ・・・明日、明日・・・
前向きにニサッタ、ニサッタ・・・
生きている限り明けない夜はない・・・
舞台は明治「チーム・オベリベリ」(2月1日紹介)、
舞台は大正「地のはてから」(2月7日紹介)、
舞台は昭和・平成「ニサッタ、ニサッタ」(今回紹介)、
管理人は勝手に北海道開拓三部作と呼んでいます・・・
道民の方は勿論、道民以外の方にも読んでほしいですね・・・
- 2021/02/19(金) 13:00:00|
- 呟 き
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女性蔑視発言で辞任を表明した五輪組織委員会会長の後任として、
数名の方々が候補として名を連ねている・・・
適任者は誰なのかと気になりますが、透明性をもって慎重に且つ、
滞ることなくスムーズに決めてほしいと願う管理人・・・
ここにきて、また揉め事を起こすことだけは避けてほしいものです・・・
新たな組織委員会の「顔」となるのは誰なのか、
国内はもとより、世界が注目していますから・・・
暖かさが去り、再び風と寒さが厳しい北国札幌から
当ブログの管理人も少なからず注目しています・・・
また、今日から約4万人の医療従事者を対象に
新型コロナウイルスのワクチン接種が開始される・・・
接種することによるリスクを考え、
「当面接種を受ける気がない」、「様子をみてから接種を受けたい」が
7割に近いとの調査結果があるようですが、
日本人の慎重な性格がよく表れているようですね・・・
多くの方々の接種を望むなら、
リスクや接種の利点を国が国民に丁寧な説明を積極的に行う事が大事かと・・・
管理人もどうするか今、悩み中です・・・撮影地:小樽市五輪組織委員会もコロナにも希望の灯りとなりますように・・・ 過去の蔵出し写真です・・・
本は心と脳のビタミン剤・・・
今日ご紹介する心に残る極上の一冊は・・・今多コンツェルン会長の娘婿といういわゆる逆玉になり、
同グループ広報室編集者という立場にある、
杉村三郎シリーズ1作目宮部みゆき氏の「誰か」・・・
事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受けた杉村三郎は、
亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、
一見普通な梶田の人生をたどり始める・・・
物語は梶田の過去に焦点が当てられていき、意外な情景が広がり始める・・・
先が読めない展開と訪れる衝撃のクライマックス・・・
この後、2作目「名もなき毒」、3作目「ペテロの葬列」、
4作目「希望荘」、5作目「昨日がなければ明日もない」と続くこのシリーズは、
平凡なサラリーマンの杉村三郎が、
いろんな事件に巻き込まれてしまうという話・・・
著者の人物描写・心理描写が見事な杉村三郎シリーズです・・・
- 2021/02/17(水) 13:00:00|
- 呟 き
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ここ数日、2月とは思えないほど暖かく、雪解けが進む札幌・・・
日の出が6時30分頃、日の入りが17時頃、
少しずつですが日中の時間が長くなり、
春の匂いが漂い始めました・・・
と言っても、まだ2月・・・
北国の2月はまだまだ油断できません・・・
これから幾度となく大雪の世界に引き戻されることがあるはず・・・
そうしたことを繰り返しながら、
北国にもようやく遅い春が訪れるんですね・・・
そんななか、
札幌から60㎞ほど西にある余市町と言う日本海の港町で、
12日、「群来(くき)」が確認されたとの情報が・・・
「群来」とはニシンの群れの産卵で海が白く濁ることで、
長さ200mにわたり乳白色の帯が海面に漂ったとの事・・・
残念ながら、管理人はまだ「群来」を見たことがありませんが、
今年初めての早春の風物詩「群来」・・・
間もなく北国にも着実に春はやってきます・・・撮影地:根室市余市港ではありません、根室の花咲港です・・・ しかも、過去の蔵出し写真です・・・
本は心と脳のビタミン剤・・・
今日ご紹介する心に残る極上の一冊は・・・決して表面化しない社会の悲劇を抉る衝撃作、
喜多由布子氏の「凍裂」・・・
料理研究家・水原睦子が義父の通夜の後、夫・勝一を包丁で殺そうとした。
睦子を知る人物は首を傾げるが、本人は容疑を認めている・・・
いったい水原家に何が起きていたのか・・・
根深く広がる問題、「モラル・ハラスメント」に焦点を合わせた社会派家族小説・・・
家族を愛するすべての女性に贈る問題作です・・・
- 2021/02/15(月) 13:00:00|
- 呟 き
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4日午後、関東地方で「春一番」が吹いたと気象庁が発表、
統計以来最も早い発表のようです・・・
春への誘い「春一番」を肌で感じ、
強風とはいえ近づく春感に
気温以上の暖かさを感じた方も多かったのではないでしょうか・・・
もう、気分はキャンディーズ?・・・
”雪が溶けて川になって 流れて行きます
つくしの子がはずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですね
ちょっと気取ってみませんか
風が吹いて暖かさを 運んできました
どこかの子が隣の子を 迎えに来ました
もうすぐ春ですね
彼を誘ってみませんか
泣いてばかりいたって 幸せは来ないから
重いコートを脱いで 出かけませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか”
ところが、我が街札幌は、木枯らし1号の10倍?ほどの寒さ・・・
(春一番も木枯らしも北海道では発表されませんし、経験もしていませんが・・・(苦笑))
恋の街札幌は恋の温かささえも忘れてしまうほどの寒さです・・・(笑)撮影地:上士幌町崩落の危機に瀕している糠平湖のタウシュベツ橋 過去の蔵出し写真です・・・
本は心と脳のビタミン剤・・・
今日ご紹介する心に残る極上の一冊は・・・自衛隊は何を守るために戦うのか、
眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌、
月村了衛氏の「土漠の花」・・・
ソマリアの国境付近で、
墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の野営地に、
氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んできた・・・
武器も、土地鑑もなく通信手段も皆無、自然の猛威も牙を剥く、
最悪の状況のなか仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる・・・
自衛官は人を殺せるのか?・・・
- 2021/02/05(金) 13:00:00|
- 呟 き
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道内各地で趣向を凝らした冬のイベントが中止となったり、
規模を縮小して開催するなど苦労している主催者側・・・
それでも、今の状況に合わせたイベントを企画・開催に努力された主催者に感謝し、
感染対策を行ったうえで出かけるのもいいかも・・・
●さっぽろ雪まつり
大通公園の大雪像は見送り実質中止し、オンラインさっぽろ雪まつり2021を開催、2/4~2/28まで・・・
●千歳・支笏湖氷濤まつり
規模・開催期日を縮小し開催、1/29~2/23まで・・・
●小樽雪あかりの路
中止・・・
●層雲峡温泉 氷瀑まつり
例年通り開催、1/30~3/14まで・・・
●おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華
縮小開催、1/23~2/21まで・・・
●しかりべつ湖コタン
例年通り開催、1/30~3/21まで・・・
●知床流氷フェス
形態を変更し開催、1/30~2/28まで・・・
ところで、今日は春の始まりとされる立春・・・
例年は2月4日ですが、37年振りに日付が変動したそうです・・・
でも、札幌の今朝の最低気温はマイナス11℃、
最高気温でもマイナス8℃らしい・・・
春とは名のみの立春とはほど遠い北国札幌です・・・
北海道の春は1ヶ月以上先の話・・・
春を感じる地方では梅が咲いているのでしょうね・・・撮影地:音更町縮小開催している、おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華 過去の蔵出し写真です・・・
本は心と脳のビタミン剤・・・
今日ご紹介する心に残る極上の一冊は・・・とある女性にスポットを当てた社会派ミステリー葉真中顕氏の「絶叫」・・・
ミステリー要素は勿論、サスペンス性も強く、孤独死やブラック企業など、
現代社会の問題を扱う、社会派小説でもあります・・・
マンションで孤独死体となって発見されたひとりの女性・・・
自殺か他殺かもあいまいなため、事件性の有無を確認するために、
刑事の奥貫綾乃は亡くなった女性・鈴木陽子の人生を追っていく。
そこには、平凡なひとりの女性が、
社会の暗部に足を踏み入れ生き抜く、凄まじい人生ドラマが・・・
- 2021/02/03(水) 13:00:00|
- 呟 き
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